COLUMN
2021.11.30 更新:2023.01.23
ペットのダニ・ノミに悩まされている方は空気清浄機の導入を!
室内でペットを飼っている方であれば、「ペットのダニ・ノミ問題」に悩まされている方も少なからずいるのではないでしょうか?
本記事ではペットのダニ・ノミに悩まされている方に向けて、自分でできるダニ・ノミ対策と、空気清浄機の導入がおすすめの理由をあわせてご紹介していきます。
ペットのダニ・ノミの原因は何?
犬や猫などのペットにダニ・ノミが寄生してしまう原因にはさまざまなものがあります。
ペットの散歩中に寄生されてしまうこともあれば、元から室内に生息していたダニ・ノミが孵化してしまい、寄生されてしまったというケースもあります。
またダニ・ノミは高温多湿を好む傾向にあるため、部屋の掃除・換気を怠っていると、ペットへの寄生・繁殖リスクも高まってしまうのです。
ダニ・ノミによる人体への影響
ダニ・ノミがペットに寄生してしまうと、飼い主である人間にも多くの症状が出てくることがあり、悪影響を及ぼしてしまいます。
これは、ペットに寄生したダニ・ノミに刺されることによって起こるものです。
代表的な症状としては、発疹・痒み・アレルギーといった皮膚炎が挙げられます。
そのほか原因不明の発熱・貧血・倦怠感といったものがある場合にも、ペットに寄生したダニ・ノミが原因であることが考えられるのです。
とくに「マダニ」には注意が必要で、マダニによる疾患は人体にもさまざまな症状を引き起こすことがあります。
マダニが媒介する疾患としては、下記のようなものが挙げられます。
・バベシア症 発熱・貧血
・日本紅斑熱 頭痛・発熱・倦怠感
・ライム病 丘疹・発熱・関節痛・心膜炎・顔面神経麻痺
・エールリヒア症 発熱・頭痛・倦怠感・呼吸困難
人間への感染を未然に防げるよう日頃から飼育環境を整えたり、ブラッシングを定期的に行ったりとケアを徹底するようにして、ダニ・ノミの発生をできる限り防ぐようにしましょう。
ペットのノミを見つけたらどうするべき?
ペットにノミの成虫が寄生しているのを見つけた場合に、してはいけないとされているのが「ノミを潰してしまうこと」です。
捕まえたノミがメスである場合、潰してしまうとお腹の卵が周辺に飛び散ってしまうためです。
ノミを繁殖させないようにするためにも、ノミを捕まえたら潰さず食器用洗剤を入れた水に沈めるようにしましょう。
またノミを粘着テープで付着させても潰すことなく、洗剤を入れた水に沈めるようにし駆除してください。
室内でノミの成虫を1匹でも見つけたら、まだノミがどこかに潜んでいる可能性が高いです。
その場合、たとえ1匹を駆除したとしても再度新しいノミがペットに寄生してしまうことが考えられます。
ノミを完全に取り除くには最低3週間ほどは室内を隅々まで掃除するようにし、掃除を行った後にはスプレータイプのノミ駆除薬を吹きかけるようにしましょう。
注意しなければならないのは、「ペットが薬剤を舐めてしまわないようにすること」「人が直接吸い込んでしまわないようにすること」です。
これらに反して直接吸ったり舐めたりしてしまうと、中毒症状が出てしまうこともあるため気をつけるようにしましょう。
加えて、掃除機の吸引フィルターも殺虫剤で消毒しておくと安心です。
ペット専用シャンプーで洗ってあげるのも◎
基本的にノミは水に弱いとされているため、ペットをお風呂に入れるか、シャワー後にシャンプーをしてあげることで効果的に取り除くこともできます。
シャンプーの際には、ペット専用シャンプーもしくはペット専用のノミ取りシャンプーを使用して洗ってあげるようにしましょう。
シャンプーした後はドライヤーで毛をしっかりと毛を乾かして、ノミ取り用のクシを使ってブラッシングを丁寧に行ってあげてくださいね。
初めてペットのノミを発見した時は病院へ!
心配な場合やペットに寄生するノミを初めて発見した場合は、動物病院に連れて行き、適切な治療を受けるのが安心です。
治療を受けた後には、今後の対策・日頃のアドバイスなどをもらえると良いですね。
その際、駆除用の薬を処方されることも多く、薬を使用することでおおよそ24時間以内にはノミを駆除することができるでしょう。
自分でできるペットのダニ・ノミ対策をご紹介!
こちらでは、自分でできるペットのダニ・ノミ対策を3つご紹介していきます。
部屋の湿度を低く保つ
また、ダニは湿度が70%以上の環境を好んで繁殖します。
しかし、湿度を50%以下に達すると身体の中の水分が蒸発してしまうため、死滅してしまうのです。
部屋の中の湿度を50%以下に保つことで、ダニの繁殖を抑制できるほか、ダニにとって居心地の悪い環境を作ることができるのです。
これに合わせて窓をこまめに開けて換気を行い、湿気をこもらせないようにすることもおすすめです。
布団は乾燥機にかける
ダニは30分ほど50度以上の熱を与え続けることで死滅します。
そのため布団は乾燥機にかけ、高温で全体を乾燥させるようにしましょう。
「それなら布団を天日干しすることも効果があるのでは?」と思われる方も多いかと思います。
ただ、天日干しの場合、日光が当たる部分は温度が上がるので良いのですが、布団の綿の中に潜んでいるダニは温度の低い裏面に逃げてしまいます。
そのため布団を乾燥させることは可能ですが、ダニを完全に死滅するとなるとこの方法では足りません。
乾燥機であれば布団全体に熱がかかり、ダニが逃げる場所を失うため、天日干しと比べると高い効果を期待することができます。
掃除機で掃除する
ノミの対策としては、日頃から部屋全体に掃除機をこまめにかけ、室内を清潔に保つことが大切です。
掃除機をかけることは、ダニの死骸・フンの除去としても効果的です。
ダニの死骸・フンは軽いため、人が動くことで空気中に舞い上がってしまいます。
そのため掃除機をかけるタイミングとしては、これらが舞い上がることが少ない起床後・帰宅後といったタイミングがおすすめです。
またモップで床を拭いた後に掃除機をかけると、ダニが空気中に舞ってしまうことを抑えることができます。
また、掃除機を直接布団にかけることもおすすめです。
布団の縫い目・頭部といった細かなところまで時間をかけて掃除機をかけるようにし、ダニのエサとなる人の垢・フケといったものを除去していきます。
ダニ・ノミが繁殖できない環境づくりを意識して行いましょう。
ペットのダニ・ノミは空気清浄機で解決!
「こまめに掃除をする時間が無い…」「いろいろ気をつけなければならないことが多くて少し面倒…」という方は、ペットのダニ・ノミ類を吸い取って除去してくれる空気清浄機の導入を検討してみてください。
空気清浄機を設置することによって、何もせずとも空気中に浮遊する汚れを吸引して取り除き、お部屋の空気をきれいにすることができます。
部屋に浮遊するダニ・ノミが取り除かれることで、ペットがダニ・ノミに苦しむことも無くなるでしょう。
また空気清浄機はダニ・ノミ以外にも、ホコリや花粉、ハウスダストといったものも吸引・除去してくれます。
このようなことから、ペットだけでなく家族全員の健康を守るためにも、空気清浄機はおすすめだと言えます。
おわりに
本記事ではペットのダニ・ノミに悩まされている方に向けて、自分でできるダニ・ノミ対策と空気清浄機の導入がおすすめの理由をあわせてご紹介しました。
ペットのダニ・ノミによって、飼い主の生活に支障をきたしてしまってはいけません。
ペットと快適に暮らすためにもダニ・ノミ対策はしっかりと行っていきたいものです。
その際にはぜひ空気清浄機の導入を検討してみてください。