
COLUMN
2022.04.21
【ペットと脱臭機】犬がマーキングをする理由とその対処法について
「マーキング」は犬同士の縄張り意識で行われるものであり、犬の本能的な行為です。
本記事では、犬が室内でマーキングをする理由とその対処法についてご紹介していきます。
犬が室内でのマーキングをする理由は?
犬が室内でのマーキングをする理由には、以下のようなものが挙げられます。
ストレス発散
犬が恐怖を感じる体験をしたり、飼い主との距離に不安を感じたりするとストレスにつながり、気持ちを解消する・和らげるためにマーキングを行うことがあります。
気持ちを落ち着かせている
犬が尿で自分のニオイを部屋の中に付けることで、気持ちを落ち着かせているということも考えられます。
来客があった際や近所から騒音がする際など、何かの理由で気持ちが不安になり、気持ちを紛らわせようとしてマーキングをすることもあるのです。
病気の可能性も
トイレトレーニングができていて、「これまでは普通にトイレができていたのに、なぜか突然部屋のいろんな場所にマーキングをするようになった…」ということもあります。
これは「膀胱炎」による、「残尿感」である場合が多いです。
膀胱炎になってしまうと炎症が起きるため、常に刺激を受けている状態になり、「尿は溜まっていないけれど、まだ溜まっているような感じ」が続きます。
これが尿を複数回に分けて排泄するマーキング行為に見えてしまうというわけです。
犬のマーキングの対処法について
犬のマーキングの対処法についてご紹介します。
マーキングされた場所は消臭する
マーキング臭が残ってしまうと、その場所にマーキングを繰り返し行う癖がついてしまうことがあります。
マーキングを見かけたら素早く掃除を行い、消臭をしっかりと行うことがマーキングの防止策につながります。
マナーベルトを着用する
腰に巻き付けてマーキングを防止する「マナーベルト」を着用するということもおすすめです。
別名「マナーパンツ」「マナーウェア」と呼ばれることがあり、使い捨てのもの・布製のものなどさまざまなものがあります。
サイズは大きすぎても小さすぎても付ける意味がなくなってしまうため、愛犬のサイズを調べたうえで購入するようにしましょう。
去勢・避妊手術を行う
去勢・避妊手術を行うことで、必然的にマーキングを減らすという方法もあります。
去勢・避妊手術を行えば、「子宮蓄膿症」「前立腺肥大」などのそれぞれの性別である疾患が発症するリスクを大幅に軽減させることができるのです。
【犬のマーキング】室内に臭いが残る場合は脱臭機で解決
犬が室内でマーキングを行うと、その場所を掃除や消臭したとしても臭いが消えずに残ってしまったり、染みついてしまったりすることが多いです。
また犬の特性として臭いが残ったままになってしまうと、同じ臭いがする場所にマーキングをするという行動を起こしてしまいます。
そのため、マーキングの臭いはしっかり取り除いておくことが大切なのです。
しかし「臭いが染みついて、掃除をしても取れない…」ということもあるでしょう。
そういった場合におすすめなのが、「脱臭機」です。
脱臭機はその名の通り「脱臭」に特化した製品であるため、臭いの元から分解・除去して部屋の臭いを取り除いてくれます。
マーキングの臭いに限らず、タバコ臭・洗濯物の生乾き臭・生ゴミ臭などの生活臭全般に効果的です。
おわりに
本記事では、犬が室内でマーキングをする理由とその対処法についてご紹介しました。
基本的には室外ですることが多い犬のマーキングですが、いろいろな理由から室内でマーキングをしてしまうことも珍しくはありません。
何がマーキングの原因となっているのかを探るようにして、犬の不安・ストレスを解消してあげることができればマーキングを無くすことができる可能性も高くなるでしょう。