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COLUMN

2021.08.24更新:2023.05.18

【ペットと空気清浄機】犬・猫の抜け毛が気になる時の対処法

ペットの抜け毛

犬・猫を家で飼っている方であれば、抜け毛問題に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
本記事では犬・猫などのペットの抜け毛が気になる時の対処法や、ペットの抜け毛には空気清浄機の設置がおすすめの理由についても併せてご紹介していきます。

ペットの抜け毛の原因は?

ペットの抜け毛の原因

ペットの抜け毛の原因についてご紹介します。

換毛期

犬や猫などのペットは、基本的に1年に2回換毛期が訪れます。
とくにダブルコートの犬種の場合、春の換毛期の間に抜け毛が大量に落ちるため、抜け毛が増えてしまうのは仕方がないことと言えます。

室内でペットを飼っている場合は室内温度が一定に保たれやすいため、換毛期が続いてしまうこともあります。

ブラッシングが不足している

抜け毛は毎日出るものですが、ブラッシングを行わなければ抜け毛の量も多くなってしまうもの。
換毛期以外であってもブラッシングをこまめに行って、余分な毛を取り除いてあげるようにしましょう。

ストレスによる抜け毛

ペットが強いストレスを感じると、自身の身体の毛を噛んだりちぎったりしてしまい、脱毛してしまうことがあります。

老化によるもの

人間同様にペットも年をとると皮膚機能などが低下し、毛が細くなって薄毛になることがあります。

病気によるもの

以上のような原因以外にも何かの病気にかかっていて、ペットの抜け毛が多くなってしまっていることもあります。

ペットの抜け毛が多い時に考えられる病気

抜け毛が多い時に考えられる病気

抜け毛の原因はさまざまなものがありますが、病気である可能性もゼロではありません。
ペットの抜け毛が多い時に考えられる病気として代表的なものを挙げてみました。

膿皮症(のうひしょう)

皮膚が細菌感染を引き起こしてしまう、皮膚炎の一種です。 感染した部分に痒みが起きることから、ペットが身体をしきりに舐めたりかいたりすることがあるかもしれません。
赤い発疹・中心部に膿を持つ発疹が見られ、脱毛してしまうことがあります。

皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)

皮膚糸状菌症は、カビの一種である「皮膚糸状菌」によって引き起こされる感染症です。
ペットの頭・足先などにフケ・赤みのある脱毛の症状が起こります。
痒みは比較的軽度ですが、強い痒みが伴うこともあります。

マラセチア皮膚炎

マラセチア皮膚炎は、「マラセチア」というカビが増殖することによって引き起こされる感染症です。
脱毛に限らず、痒みや赤み、皮膚の腫れ、色素沈着などの症状が、全身の広い範囲で引き起こされます。

ニキビダニ症

ニキビダニ症は、ペットの皮膚に滞在している寄生虫が増殖することによって引き起こされる病気です。
痒みは軽度~重度までペットによりさまざまで、広い範囲に脱毛の症状が見られます。

アトピー性皮膚炎

アレルギー症状を引き起こす原因となる「アレルゲン」物質に反応することで引き起こされるのが、アトピー性皮膚炎です。
ペットの目・口周りなど全身に脱毛や赤みの皮膚症状が見られます。
また、強い痒みが伴うことがほとんどです。

食物アレルギー

食物中のタンパク質に反応し、脱毛や赤みの皮膚症状が全身広い範囲で起こります。
こちらも強い痒みを伴うことがほとんどです。

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

副腎機能が過剰になってしまうことで引き起こされるのが、副腎皮質機能亢進症です。
ペットの身体に左右対称の脱毛が起こるのが特徴です。

甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)

甲状腺機能の低下によって引き起こされるのが、甲状腺機能低下症です。
皮膚の痒みはほとんどありませんが、身体はもちろん、尻尾の部分にも左右対称の脱毛が起こります。

パターン脱毛症

毛が細くなっていき、やがて脱毛してしまうのがパターン脱毛症です。
足先や背中には起こりませんが、お腹に左右対称の脱毛が起こります。
基本的に、痒みや赤みは伴いません。

脱毛X(毛周期停止)

別名「アロペシアX」とも呼ばれる病気です。
身体全体に脱毛が起こりますが、頭・足には起こりません。
また、基本的に痒みや赤みは伴いません。

犬・猫の抜け毛を放置するとどうなる?

犬・猫の抜け毛を放置してしまうとさまざまなトラブルが生じてしまいます。
犬・猫の抜け毛は軽いため部屋の空気中に舞ってしまいやすく、ハウスダストが増加してしまうことも考えられるため、衛生的に見てもあまり良いものではありません。
ダニの温床になる可能性も高いほか、犬・猫の身体に抜け毛が絡まったまま放置することで皮膚・毛玉トラブルの原因につながってしまうこともあるのです。
部屋の中に落ちた抜け毛はもちろん、犬・猫の身体に絡まったものも含めてきちんと取り除いておくことが大切と言えます。
犬・猫の体に付着した古い毛はブラッシングを行うことによって、除去することができます。
大量に抜け毛が落ちるということも無くなるため、掃除にかかる手間も楽になるのではないでしょうか?

犬・猫の抜け毛が気になる時の対処法は?

抜け毛の対処法

犬・猫の抜け毛は掃除が大変になるため、ポイントを押さえながら効率良く対処すると良いでしょう。

抜け毛掃除の際、ほうきの使用はNG

ほうきを使って掃き掃除を行うように抜け毛を集めるのはNGとされています。
抜け毛は非常に軽いため、ほうきを掃くことで抜け毛が空気中に舞ってしまい、かえって掃除に時間がかかってしまうためです。
ほうきではなく、掃除機やフローリング用掃除シートを使って抜け毛を除去するようにしましょう。

抜け毛掃除は部屋の隅から真ん中にかけて行う

犬・猫の毛は宙に舞いやすいため、ホコリのように部屋の隅の方に抜け毛が溜まってしまいやすいです。
そのため抜け毛掃除を行う際には、部屋の隅から真ん中にかけて抜け毛を集めていくと抜け毛を綺麗に集めていくことができ、掃除がしやすくなります。

抜け毛掃除がしやすいよう動線を考える

家具配置を意識して変えることで、抜け毛掃除しやすくなることがあります。
そのため、床の掃除が楽になるような動線を考えて配置し直してみることをおすすめします。
また床にあまり物を置かないようにしたり、家具をキャスター付きのものに変えたりといった工夫を行えば、掃除のストレスややり辛さも軽減させることができるでしょう。

ペットの抜け毛問題は空気清浄機で解決!

空気清浄機で解決

ご紹介したような方法でペットの抜け毛をこまめに取り除くことが大切ですが、「毎日掃除する時間が無い…」「こまめに抜け毛を取るのは面倒…」という場合、空気清浄機を設置して抜け毛除去を行うこともおすすめです。
空気清浄機を設置しておけば部屋の空気中に浮遊した抜け毛だけではなく、チリ・花粉・ハウスダスト・ダニの死骸など、私たちの目には見えない汚れも取り除いて空気を綺麗なものにしてくれます。
また「ペットの毛が空気中に舞ってしまうことを少しでも防ぎたい…」という方は、空気清浄機の内部に取り付けられた「集塵フィルター」の性能をチェックしておくと良いでしょう。
この集塵フィルターが、空気中のさまざまな汚れをろ過して取り除いてくれるのです。
抜け毛はもちろん、より多くの汚れを取り除きたいという場合は、こちらのフィルターの性能を確認しておくことをおすすめします。

おわりに

本記事では犬・猫などのペットの抜け毛が気になる時の対処法や、ペットの抜け毛には空気清浄機の設置がおすすめの理由についても併せてご紹介しました。
室内でペットを飼う場合、抜け毛のお悩みはどうしても避けることができません。
空気清浄機を設置することで空気中に浮遊する抜け毛を取り除いてくれるため、お手軽に部屋の抜け毛問題を解決することができるでしょう。

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QAIS サンスター

著者情報

空気とニオイのお役立ち情報編集部

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