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COLUMN

2022.05.18

【ウイルス感染】子どもがかかりやすい「三大夏風邪」について

三大夏風邪

夏の季節に流行する子どもの夏風邪の種類をご存知でしょうか?
本記事では、子どもがかかりやすい「三大夏風邪」についてご紹介していきます。

「三大夏風邪」の種類は?

三大夏風邪の種類

風邪という言葉を耳にすると、冬のイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
しかし、実際のところ風邪のウイルスには多くのタイプが存在し、夏の季節に活動が活発になるものもいます。
子どもたちの間では、夏の季節になると「ヘルパンギーナ」「手足口病」「プール熱(咽頭結膜熱)」の3種類の風邪が主に流行します。
この3つのことを「三大夏風邪」と言い、それぞれに特徴があります。
下記に各ウイルスの特徴を挙げていきましょう。

ヘルパンギーナ

5歳以下の乳幼児が感染しやすい夏風邪の一種類として「ヘルパンギーナ」があります。
5月頃から増加し、7月頃に感染のピークを迎え、8月に入るとその数が減少します。
症状としては高熱が見られることが多く、のどの辺りに水膨れのような発疹が生じます。
数日後にはそれがつぶれてしまうため、痛みを伴うことがあります。

症状が落ち着いてから2~4週間はウイルスが便の中に含まれるため、おむつを替えた後などには必ず手洗いを行うようにしましょう。

手足口病

4歳頃までの乳幼児の間で流行するのが「手足口病」です。
7月下旬に感染のピークを迎え、手足・口内などに水膨れの症状が見られるのが特徴です。
一度感染すればそれ以降感染しないというものではなく、一度の夏に何度も感染する子どももいます。
おもちゃを触る・舐めることで感染するため、保育園・幼稚園でおもちゃを共有する際には注意しなければなりません。
しかし、乳幼児が多く集まる集団施設内で感染防止を図ることは非常に難しいことであり、大半の子どもたちが小さい頃に感染し、免疫をつけてきた感染症だと言われています。

プール熱(咽頭結膜熱)

プールの水を介して感染したことから「プール熱(咽頭結膜熱)」と呼ばれていましたが、現在はプールの水による感染はほとんどありません。
症状としては発熱・結膜炎・のどの痛みなどが見られるもので、主に幼児期~学童期の時期の子どもが発症する病気です。
季節を問わずに発症するものですが、感染のピークは7~8月です。
「学校保健安全法」によって、症状が治まってから2日間が経過するまでは保育園・幼稚園・学校などへの登園や登校は停止されています。

三大夏風邪に感染してしまった時の対処法

感染したときの対処法

三大夏風邪に感染してしまった場合には、水分補給・栄養補給を十分に行い、安静にして回復を待つようにしましょう。
またたんぱく質が不足してしまわないように、卵や豆腐など柔らかな食べ物を摂取するようにしてください。
「喉が痛くて食べられない…」という場合には、プリン・ヨーグルト・アイスクリームといった喉の通りが良く、食べやすいものを選ぶのがおすすめです。
症状が軽度で済む場合が多いですが、ごく稀に重症化してしまうことがあるので経過観察を怠らないことが大切です。
万が一、高熱が治まらない・ぐったりとしているなどの異変が見られる場合には、医療機関をすぐ受診するようにしてください。
免疫力が下がっていると大人であっても感染することがあるため、日頃から生活リズムを整えておき、免疫を保てるようにしましょう。

おわりに

本記事では、子どもがかかりやすい「三大夏風邪」についてご紹介しました。
夏風邪のウイルス感染から子どもを守るために、ウイルスの特徴や風邪の症状などを知っておくことが大切です。
そのうえで子どもたちが元気に夏を過ごせるよう、ウイルス感染の対策をきちんと行っていくようにしましょう。

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著者情報

空気とニオイのお役立ち情報編集部

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