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COLUMN

2022.04.21

春に流行するウイルスの感染対策についてご紹介

春に流行するウイルス

春は「気候が暖かくなったから風邪やインフルエンザにはかからないだろう…」と油断してしまいがちです。
そんな春であってもウイルス感染の可能性はぬぐい切れません。
本記事では春に流行するウイルスの種類と、その感染対策についてご紹介していきます。

春に流行するウイルスの種類は?

春に流行するウイルスの種類

春に流行するウイルスの種類を2つご紹介します。

溶連菌感染症(ようれんきんかんせんしょう)

喉の扁桃腺に溶連菌が感染し、喉の痛み・腫れに加えて40℃近くの高熱が症状として出ることがあります。
一年を通じて感染するものなのですが、中でも冬・春の季節が感染のピークであるとされています。
この溶連菌感染症に感染するのは、ほとんどが5歳以下の子どもであるとされています。
ただ免疫力が低下してしまうと、大人が感染してしまうケースも珍しくはありません。
深刻化すると腎炎・肺炎などの合併症を引き起こしてしまうことがあるため、きちんと対処しなければなりません。
稀に溶連菌が何かの原因で変異してしまい、凶悪化する「激症型溶連菌感染症」となってしまうことがあるため非常に注意が必要なウイルスです。

ロタウイルス

春の季節にかかる感染症胃腸炎の半数は、こちらの「ロタウイルス」が原因であるとされています。
高熱・下痢・吐き気といった症状が見られます。
感染者の便には多くのウイルスがおり、その数「ノロウイルス」の100万倍だと言われています。
その感染力は非常に強く、数個のウイルスが体内に入るだけで発症してしまうほどです。

ウイルスの感染対策について

ウイルスの感染対策について

ウイルスの感染対策についていくつかご紹介します。

手洗い・アルコール消毒を行う

手洗い・アルコール消毒はウイルスの感染対策を行ううえで基本的なことです。
手洗いは季節を問わず、毎日の習慣として手をいつでも清潔な状態にしておけるように意識して行いましょう。
アルコール消毒が有効なウイルスも多いですが、外出先で手洗いができない場合もあるかと思います。
その場合は、持ち運びできる消毒薬・アルコールジェルなどを使用するのもおすすめです。

塩素系漂白剤を薄めたものを部屋の掃除に用いるのも◎

ロタウイルスなど、アルコールに対して抵抗力があるウイルスもいます。
アルコールが効きにくいウイルスには、塩素系漂白剤を薄めたものを掃除の際に用いるのが効果的です。
毎日の掃除の際に使う場合、水2Lにペットボトルのキャップ2杯分の漂白剤を混ぜて使用するようにしましょう。
その際には手袋・エプロンといったものを着用して使用するようにし、ほかの洗剤と混ぜ合わせないようにしてください。

部屋の加湿をきちんと行う

春はまだ乾燥した日が続くことも多いため、部屋の加湿をきちんと行うことが大切です。
寒い季節の室内では暖房を使用することも多いため、湿度が下がってしまうということが考えられます。
湿度が低下してしまうとウイルスも活性化してしまいやすく、人の気道粘膜も乾燥し、ウイルスの防御機能も下がってしまいます。
そのため、加湿器を設置するなど乾燥対策もきちんと行うことが大切なのです。

寒さを我慢せず、寒い時には厚着を!

春頃になると日中はとくに暖かくなることが増えるため、多少寒さを感じても薄着である場合が多いです。
4月になると日中は暖かくなることも増えてきて、少し寒くとも薄着になりがちです。
インフルエンザ・風邪などのウイルス感染に限ったことではなく、体調管理のためにも羽織るものを一枚ほど用意しておくことがおすすめです。
寒さを我慢せず、細かな体温調節ができるようにしましょう。

おわりに

本記事では春に流行するウイルスの種類と、その感染対策についてご紹介しました。
春の暖かな気候の中でもウイルスは存在しているため、感染対策は冬に引き続き行わなければなりません。
ご紹介した感染対策を行い、元気に春を過ごせるようにしましょう。

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著者情報

空気とニオイのお役立ち情報編集部

日常を快適にする、空気とニオイに関するお役立ち情報を発信いたします。

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