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COLUMN

2021.07.20

【ウイルスと病気】風邪を引き起こすウイルスの種類は?

風邪

病気とウイルスは密接な関係を築いています。
ウイルスの中には「風邪」を引き起こすウイルスも存在し、ウイルスの種類によってその症状も異なります。
今回はウイルスと病気の内容に関して、風邪を引き起こす主なウイルスの種類についてご紹介していきます。

風邪の主な原因は「ウイルス感染」

風邪の原因はウイルス

風邪の原因の80~90%が「ウイルス感染」であると言われています。
のど・鼻の部分が微生物に感染することで、風邪を引き起こします。
風邪の原因微生物の90%はウイルス、残り10%ほどは細菌・マイコプラズマ・クラミジアといったウイルス以外の微生物による感染になります。
風邪を引き起こすウイルスは、200種類以上存在すると言われています。
しかしどのウイルスが原因になっているのかを特定することは、非常に困難であるとされています。
またウイルスは年単位で変異するため、同じウイルスであっても型をいくつももち合わせているものも多いのです。
これにより既に一度感染して免疫ができたウイルスであっても、変異したウイルスに再度感染することもあるのです。
また「インフルエンザウイルス」は、風邪のウイルスと間違えられることが多いのですが、症状の重さは全く異なります。
そのため、これはまた別の病気であると考える方が良いかもしれません。

風邪を引き起こす主なウイルスの種類

風邪のウイルスの種類

風邪を引き起こす主なウイルスの種類をご紹介していきます。

ライノウイルス

風邪を引き起こす原因の30~40%を占めていると言われているのが、ライノウイルスです。
春や秋の季節に多く発症し、鼻風邪が主な症状になります。

コロナウイルス

ライノウイルスの次に多く、冬の季節にその流行が拡大します。
のど・鼻を中心に症状を引き起こしますが、その症状は比較的軽度であるとされています。
※コロナウイルスは「新型コロナウイルス」とは関係がありません。
新型コロナウイルスは従来のウイルスと比較すると伝染力・症状に違いがあります。

手足口病

「コクサッキーウイルス」という種類のウイルスが原因として引き起こされる疾患になります。
主には夏場に乳児・幼児の間で流行します。
症状としては手足・口内に赤い発疹が現れます。

ヘルパンギーナ

手足口病と同じく、夏場に乳児・幼児の間で流行します。
夏風邪の代表的な疾患になります。

アデノウイルス

冬~夏の季節にかけて多く発症が見られるウイルスです。
プール熱の主な原因もこのウイルスにあると言われています。
結膜炎・気管支炎・咽頭炎といった症状も引き起こされることがあります。

RSウイルス

季節問わず年間通じて流行しますが、比較的冬場が流行になることが多いです。
乳児・幼児に感染してしまうと、肺炎や気管支炎といったものを引き起こしてしまう場合があります。

パラインフルエンザウイルス

主にのど・鼻の風邪を引き起こし、子どもに感染すると大人以上に重症化しやすいウイルスとなっています。
春~夏の季節に流行するものと、秋の季節に流行するものの2つに分かれます。

エンテロウイルス

主に夏の季節に流行が広がるウイルスになります。
代表的な風邪の症状に加えて、下痢の症状を引き起こすこともあります。

おわりに

今回はウイルスと病気の内容に関して、風邪を引き起こす主なウイルスの種類についてご紹介しました。
「風邪」は一般的に発熱・鼻水・鼻づまり・くしゃみ・咳・たん・のどの痛みなどの症状が現れる辛い病気です。
風邪の原因の80~90%はウイルスによるものだとされていますが、一口にウイルスと言ってもその数は200種類以上にもわたります。
そのため風邪を引き起こすウイルスは、ご紹介した代表的なもの以外にもさまざまな種類があると思っておきましょう。

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著者情報

空気とニオイのお役立ち情報編集部

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