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COLUMN

2020.10.20

煮沸消毒で徹底除菌!正しい方法をご紹介

煮沸消毒

洗剤要らずの徹底した除菌方法として知られている煮沸消毒。
その消毒方法は「鍋で煮る」のみなので、誰でも簡単に除菌をすることができます。
この煮沸消毒を行うことでどのような効果が期待できるのでしょうか?
その効果と正しい煮沸消毒の方法を併せてご紹介します。

煮沸消毒の効果は?

普段の消毒で必ず洗剤を使っているという方には、鍋で煮るだけの煮沸消毒で本当に除菌できているのか不安になるのではないでしょうか?
煮沸消毒を行えば徹底除菌ができるうえ、殺菌の効果も期待できます。
多くの菌は沸騰した水の中で死んでしまうため、煮沸消毒によって食虫毒を予防することは可能なのです。
ただ水の温度が100度に達しても死なない菌がいるため、100%の殺菌はできませんが、食中毒を引き起こす原因菌は基本的に死滅させることができます。
特にジャムの保存瓶や食器などの食べ物に触れるものであれば、煮沸消毒での消毒方法には十分な除菌・殺菌効果があります。
熱湯で正しく煮沸消毒を行えば、衛生上、安心して良いと言えるでしょう。

煮沸消毒するのに適しているもの

ジャムの瓶

煮沸消毒が適しているものとして代表的なのが、ジャムの保存瓶です。
瓶に入れて密封するので、きちんと殺菌を行わなければ衛生的に安心できるとは言えません。
煮沸消毒をすれば、洗剤の落とし残しの心配もなく容器全体を除菌・殺菌できます。
なるべく洗剤の使用を避けたい哺乳瓶や食器も煮沸消毒に適しています。
また直接体に触れるピアスも、落とし残した洗剤などが原因で皮膚がかぶれてしまうことがあるため、煮沸消毒をするのが良いでしょう。
その他、ある程度の熱に耐えられる衣類やスニーカーなども煮沸消毒することができます。

煮沸消毒の正しい方法

煮沸消毒をする際に必要なものとしては基本的に「トング」と「大き目の鍋」です。
煮沸消毒するものを取り出すことができればトングはどんなものでも大丈夫です。
消毒した後、保存瓶や食器を取り出して乾燥させる必要があるので、「水切りキッチンペーパー」「タオル」「水切り台」も用意しておくと便利です。
消毒した後に再び菌が付いてはいけませんので、清潔にされたものを使用するのが良いでしょう。
これらを用意したらまず鍋に煮沸消毒したいものを入れ、煮沸消毒したいものが隠れるくらい水を入れていきます。
それから強火で一気に過熱し沸騰したら、保存瓶や食器は15分、プラスチックや衣類は10分程度そのままにしておきます。
時間が経過してからトングを使って鍋から取り出し、清潔なところで乾燥させれば完了です。

煮沸消毒をする際の注意点

自然乾燥させる

煮沸消毒をする際に気をつけなければならない点がいくつかございます。
煮沸消毒の除菌効果は100%ではなく、どうしても少しだけ菌が残ってしまうので、その菌の繁殖を防ぐ必要があります。
そこで気をつけたいのが、煮沸消毒した後に水分を残さず完全に乾燥させることです。
菌は水分によって繁殖するため、しっかりと乾燥を行わなければ少しの水分でも繁殖してしまいます。
この時やってしまいがちなのが、タオルで水分を拭き取ってしまうことです。
タオルでの拭き取りは菌が付着してしまう可能性があるので、自然乾燥させるのが一番良いです。
また消毒した衣類に関しては、アイロンがけによる殺菌か日光に当てることでの乾燥をおすすめします。

おわりに

煮沸消毒によって、洗剤要らずでも徹底除菌ができることが分かりました。
特にジャムの保存瓶や哺乳瓶などは、洗剤を使わずに除菌できたらと思う方も多いのではないでしょうか?
安全で手軽に除菌ができる煮沸消毒は、すぐにできる除菌方法として最適だと言えるでしょう。
赤ちゃんがいるご家庭や、なるべく洗剤を使いたくないという方は、今回ご紹介した正しい煮沸消毒で気になるものを徹底除菌してみてはいかがでしょうか?

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著者情報

空気とニオイのお役立ち情報編集部

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