ここから本文です

COLUMN

2023.06.14

【ペットと脱臭機】フェレットを飼う場合の臭い対策について

フェレットの臭い

フェレットを飼う方が気になっている問題として多いのが、「臭い問題」ではないでしょうか?
本記事では、フェレットを飼う場合の臭い対策についてご紹介していきます。

フェレットの臭いの原因は何?

フェレットの臭いの原因とはどのようなものが挙げられるのでしょうか?

肛門腺の臭い

フェレットを含むイタチ科の動物には、肛門の近くに「肛門腺」が付いており、身の危険を感じた場合にはこの場所から強烈な臭いのある分泌液を出します。
ただ近年ペットショップで販売されているフェレットは、避妊・去勢手術と同時に肛門腺が取り除かれていることがあり、臭いの心配がそこまで必要ない場合も多いです。

フン・おしっこの臭い

これはどの動物にも言えることですが、フェレットのフン・おしっこなどの排泄物の臭いがイヤな臭いの原因となっていることもあります。
とくにフェレットは肉食動物であるため、草食動物よりもフン・おしっこの臭いが強い傾向にあるのです。

体臭の臭い

フェレットの体臭の場合、外部の汚れから自身の毛皮を守るために分泌される「皮脂」が原因となっていると考えられています。
ここから出る皮脂に、フェレット特有の臭いが隠されているのです。

フェレットを飼う場合の臭い対策

フェレットを飼う際の臭い対策

フェレットを飼う場合の臭い対策についてご紹介します。

定期的にシャンプーする

1ヶ月に1度程、フェレットを全身シャンプーするようにしましょう。
フェレットは自身の毛皮を守るために皮脂を分泌するのですが、この皮脂を放置し続けることで臭いも強烈になっていきます。
それを予防するためにも、フェレット専用のシャンプーを用いて月に1度は身体を洗ってあげるようにしましょう。

38度程度のぬるま湯に浸からせた後、耳の中にシャンプーが入らないようにしながら、身体全体を洗ってあげるようにします。
フェレットの身体も清潔になる上、皮脂・汚れもすべて落とせるため、臭いも軽減させることができるというわけです。
シャンプー完了後はタオルで水気を拭き取ってあげ、ドライヤーを使ってしっかりと乾かしてあげるようにしてください。

定期的にトイレや寝床を掃除する

どのような動物であっても体臭というものは、トイレや寝床などの長時間過ごす場所に付着しやすい傾向にあります。
そのため寝具はこまめに洗濯し、都度交換するようにしましょう。
臭いが強くなりやすいトイレも、掃除をこまめに行うようにします。
そのほか、普段フェレットがたくさん触れるものは、丸洗いができる仕様にしておくと簡単に清潔な状態にできるため便利です。

フェレット専用のフードを与える

肉食動物であるフェレットのフンは、特有の臭いがあります。
しかし食事内容を調整することで、この臭いを軽減させることができます。
フェレットが必要である栄養素とは、動物性のタンパク質・脂肪であり、食物繊維や炭水化物などはあまり必要ではないのです。
タンパク質が3割ほど、脂肪が2割ほど占める食事内容が理想だとされています。
健康に良さそうに見える野菜や果物ですが、フェレットにとっては不要な栄養素であるため避けるようにし、なるべく質の良いフェレット専用のフードを用意して与えるようにしましょう。

耳掃除をする

フェレットの耳にはベタついた耳垢が溜まりやすく、この耳垢が臭いの原因につながっていることがあります。
そのため、おおよそ2週間に1度は耳掃除をしてあげることをおすすめします。
耳垢が真っ黒で臭いが強烈な場合、「耳ダニ」が存在している可能性があるため、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

香りの強い芳香剤の使用はNG!

臭いが気になるからと言って、芳香剤を使用することは避けましょう。
香りが強い物を置くとフェレットがストレスを感じることがあり、余計に体臭がきつくなってしまう場合があるのです。
ほかの香りで臭いをかき消すという方法ではなく、衛生面に配慮しながら臭い対策を行うようにしましょう。

脱臭機を使って臭い対策するのが◎

脱臭機を使って臭い対策

それでもやはり、フェレット特有の臭いが気になる場合も多いもの。
そのような場合には、臭い除去に特化した脱臭機を設置して臭い対策するのがおすすめです。
脱臭機は臭い成分を分解・除去できる製品であるため、臭いを元から取り除いてくれますよ。
脱臭機を設置する際は、家具の隙間や部屋の隅などに設置するのではなく、臭いを効果的に取り除けるよう周辺に物が置かれていない、なるべく広い場所に設置するのが良いでしょう。
また、こまめに脱臭機のお手入れをしておくことで、製品自体の寿命を延ばし、長く使い続けることができるため、お手入れも定期的に行うようにしてください。

おわりに

本記事では、フェレットを飼う場合の臭い対策についてご紹介しました。
人間のほか、犬・猫でも言えますが、動物は多かれ少なかれみんな何かしらの「臭い」を放つもの。
もちろん、それはフェレットにも言えることです。
しっかりと対策を行うことで、気になるペットの「臭い問題」を解決していきましょう。

ペットのニオイ対策はこちら

QAIS サンスター

著者情報

空気とニオイのお役立ち情報編集部

日常を快適にする、空気とニオイに関するお役立ち情報を発信いたします。

QAIS SUNSTAR

関連記事

記事一覧へ