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COLUMN

2021.01.29 更新日:2022.08.24

購入前にチェックしておきたい!脱臭機の選び方をご紹介

脱臭機の選び方

私たちが毎日生活する家の中はさまざまな臭いが充満しています。
人が生活するうえで避けては通れない「生活臭」はもちろん、室内でペットを飼っている方であればペットのにおい、喫煙者によるタバコの臭いなどの問題をどう解消するかは非常に重要なポイントです。
そんな臭い問題を解決する方法として、「脱臭機」の活用が挙げられます。
本記事では購入前に確認しておきたい脱臭機の選び方についてご紹介していきましょう。

そもそも「脱臭機」とはどんなもの?

そもそも脱臭機とは

そもそも「脱臭機」とはどのようなものなのでしょうか?
脱臭機はその名前通り、臭いを消すための便利家電を意味しています。
臭いを消すための仕組みとしては、悪臭の原因にあたる細菌・ウイルスを分解して、根源から臭いを絶つというメカニズムによって消臭を行います。

臭いの種類により分解するべき細菌・ウイルスも異なり、脱臭機の機種によっても対応できる悪臭の種類も異なるという場合が多いと言われています。
一方で得意分野の臭いに関しては、ハイレベルの消臭を期待することができるとされているのです。
悪臭の大半はタバコ・ペット・トイレの臭いですが、ご自身の気になる臭いにあった機種を選ぶようにするのがおすすめです。

脱臭機のメリット

脱臭機のメリットは、「消したい臭いをピンポイントで消すことができる」ということです。
タバコの臭い、犬や猫といったペットのニオイ、トイレ臭、キッチンの生ゴミ臭など気になる臭いは部屋ごとに異なるかと思います。
そういった臭いがある場合、臭いに対して高い脱臭効果を発揮できるというのが脱臭機の魅力です。
前項でも少し触れましたが、機種によって脱臭機が得意とする臭いが異なるため、ご自身が「どういった臭いを消したいのか」を明確にし、脱臭機を利用して、気になっていたお部屋の臭いを元から絶つようにしていきましょう。

「空気清浄機」との違いは何?

空気清浄機との違いとしては、脱臭機は「臭いに特化している」ということが挙げられます。
空気清浄機は部屋の空気をフィルターに通し、汚れ成分を取り除いて綺麗にしたうえでその空気を部屋に戻すという仕組みを利用し、部屋の空気を綺麗にしています。
あくまでも「空気を綺麗にする・清浄する」という目的で作られたものですが、空気中に含まれている細かな塵・花粉・PM2.5といった汚れの粒子を取り除くことによって、結果的にそれらの汚れから発された臭いも元から取り除くことができるという魅力があります。
ただ空気清浄機は脱臭機のように「臭い」の元を分解し、除去するというわけでは無いため、脱臭機と比較するとやはり脱臭機能は弱めだと言えるでしょう。
しかし空気中に漂う臭い成分はすべて取り除くことができるため、さまざまな臭いを薄めることができると考えられます。

脱臭機の選び方1.「消臭素材」を重要視する

対策したいと思う臭いの種類によって、効果のある消臭素材は違います。
代表的な消臭素材としては、「オゾン」「活性炭」「フィトンチッド」の3つが挙げられます。
人の体臭やタバコの臭いが気になる場合は「オゾン」。
トイレの臭いや犬・猫などのペットのにおいに関しては、「活性炭」。
生ゴミ類の臭いを消臭したい時には「オゾン」もしくは「フィトンチッド」です。
このように対策したいと思う臭いの種類を明確にし、それに適した脱臭機を選ぶようにしましょう。

脱臭機の選び方2.脱臭タイプを選ぶ

脱臭タイプ

脱臭方式には「吸引タイプ」と「放出タイプ」の2種類があります。
上記で紹介した活性炭を消臭素材としている脱臭機は、活性炭に部屋の空気を通すことで臭いのもとを吸着させる吸引タイプになっていることが多いと言えます。
一方で、オゾンやフィトンチッドを消臭素材としている脱臭機は、それらの消臭素材を外に放出し臭いのもとまで届けることで消臭する放出タイプになっている場合が多いです。
それぞれの脱臭タイプによって消臭のアプローチ法が異なるため、対策したい臭いに適した種類を選びましょう。

吸引タイプは「ピンポイントな脱臭」

「一部分の箇所だけ臭いが気になる」という場合は、ピンポイントを集中的に消臭できる吸引タイプを選んでください。
たとえば、「車の中の臭い」「キッチンの生ゴミ・食品の臭い」「ゴミ箱近くの臭い」などが挙げられます。
吸引タイプの脱臭機は周囲の空気を吸引して、内部のフィルターに通すことによって臭いの原因を分解・除去する仕組みとなっています。
臭いが強まっている場所の脱臭をピンポイントで行うことに適していると言えます。
また、吸引タイプの脱臭機は、いかに効率的に臭いを吸引できるかが脱臭効果をあげるポイントになります。
車の中の臭いが気になるという場合、車の中は光が当たりやすいため、光触媒フィルターを採用したものを使用するのがおすすめです。
生ゴミの臭い・調理臭といったものの臭いが漂ってしまいやすいキッチンまわりでは、食品の臭い全般に効果的とされる活性炭フィルターが搭載されたものを使用するのが良いでしょう。

放出タイプは「全体的な脱臭」

部屋の全体的な臭いが気になるという方は、放出タイプがおすすめです。
部屋全体の臭いに効果的であるため、リビングや寝室など広めの空間を効果的に脱臭したいという方におすすめです。
室内飼いのペットといろんな部屋で一緒に過ごす時間が多いという方にも適しているでしょう。
脱臭機からオゾン・フィトンチッドなどの消臭粒子を放出し、空間全体の脱臭を行ってくれます。
「部屋にこびりついた臭い」に関しては、オゾンなどを利用した放出タイプが効果的なのです。
オゾンはニオイ・菌の成分を取り除いてくれるような性質があります。 そのため、服・カーテンの繊維奥まで染み込んでしまったペットのニオイやタバコ臭といったものにも効果的にはたらきます。
また低濃度のオゾン脱臭機は脱臭後の残留物質が酸素のみであるため、人体への影響も少なく安全性も高いとされています。
小さい子どもがいるご家庭にもおすすめの脱臭機です。

どこまで範囲を脱臭したいかを決めておく!

どこまでの範囲が脱臭可能なのかという「脱臭範囲」も確認しておくと良いでしょう。
脱臭機には「どこまでの広さなら脱臭可能か」という適用範囲があります。
狭い範囲・広い範囲どちらの脱臭が得意なのかは、製品によって異なるため、購入前に確認しておくことが大切です。

脱臭機の選び方3.設置場所を考えて本体サイズを選ぶ

本体サイズを選ぶ

本体サイズに関しては、設置場所に合わせたものを購入したいと考えるでしょう。
その際に注意していただきたいのが、本体のサイズが大きければ脱臭範囲も広いわけではないということです。
そのため本体サイズだけを見て、「広範囲に効果がある」というイメージだけで購入するのは危険です。
設置場所と脱臭可能範囲をしっかりと確認するようにしましょう。

脱臭機の選び方4.電気代が関係する消費電力を確認

消費電力の確認

脱臭機は24時間使用し続けることが多いため、電気代が関係する消費電力についても確認しておきましょう。
長期的に使い続ける電力であるため、意識しておきたいところかと思います。
ただ、一般的な脱臭機は24時間運転を前提として作られていることから、消費電力もある程度抑えられている機種が多いです。

おわりに

本記事では購入前に確認しておきたい脱臭機の選び方についてご紹介しました。
特に注意したいのが脱臭タイプです。
脱臭対策を行いたい箇所が広い範囲・狭い範囲どちらなのかを事前に明確にしておきましょう。
脱臭機の購入を検討されている方であれば今回の内容をチェックして、ご家庭に適した脱臭機のタイプを選んでみてください。

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著者情報

空気とニオイのお役立ち情報編集部

日常を快適にする、空気とニオイに関するお役立ち情報を発信いたします。

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