COLUMN
2022.12.09
空気清浄機にカビが発生する原因と対策方法をご紹介!
「空気清浄機からイヤな臭いがすると思って内部を確認してみるとカビが発生していた…」こういった経験をされた方も居られるのではないでしょうか?
本記事では空気清浄機にカビが発生する原因と、その対策方法についてご紹介していきます。
空気清浄機にカビが発生する原因は?
カビの発生源となっているカビ胞子は常に空気中を浮遊していて、その数は数個~数千個にまで及びます。
一見家が綺麗に見えたとしてもカビはさまざまな場所で繁殖し、建材をエサにすることができるため、カビを完璧に取り除くということは難しいと言われています。
そのような状況で「60%以上の湿度」「25~28℃の気温」「ゴミ・ホコリなどの栄養素」の3つの条件がそろうことによってカビの育成が促進され、私たちが見る黒カビ・赤カビ・緑カビが発生するのです。
ただし常にカビの元となる胞子は存在しているため、私たちにできるのは育成を促進させないよう、空気環境を可能な限り調節することです。
また加湿機能が搭載された空気清浄機の場合、加湿タンク内は湿度が非常に高くなります。
これによりカビが一層繁殖しやすくなるため、こまめにお手入れを行う必要があります。
空気清浄機からカビの臭いがしたら注意!
空気清浄機からカビの嫌な臭いがした場合は注意してください。
すでに内部のフィルターやタンク部分でカビが大量に繁殖してしまっている可能性が高いのです。
またそれだけに限らず、空気清浄機を通じてそのカビが撒き散らす胞子を部屋中に拡散してしまっている可能性もあるのです。
カビの臭いがする場合には、できる限り早めにお手入れを行うようにしましょう。
空気清浄機のカビ対策方法をご紹介
空気清浄機のカビ対策方法をご紹介します。
プレフィルター・集塵フィルターの掃除と交換
プレフィルターは、たとえカビが発生しにくいものが使われていても掃除を定期的に行わなければなりません。
そして、汚れがひどい場合には水洗いを行うようにしましょう。
水洗いを行った後は日陰でしっかりと乾燥させてから、セットし直してください。
集塵フィルターは、空気清浄機のタイプによってはお手入れができないこともあるので、取扱説明書を確認して、交換の時期がきたら新しい集塵フィルターと交換するようにしましょう。
交換の目安は半年~1年のものが多いですが、基本的には製品によって異なります。
加湿タンク内の掃除と水の交換も
加湿機能付きの空気清浄機の場合、こまめにお手入れを行いたいのが加湿タンク内です。
タンクのお手入れを怠る・タンクの水を入れ換えずに加湿運転を行うことで、カビは繁殖してしまう可能性も高くなります。
加湿タンクは運転するごとに新しい水に交換して、お手入れも同時に行うのが理想的だと言えます。
忙しくて掃除に使う時間が無いという方でも、できれば週に1度はお手入れを行うようにしましょう。
部屋の掃除もこまめに行うこと
空気清浄機のフィルター・タンク内を掃除することは大切ですが、部屋の掃除もこまめに行うということもカビの発生防止につながると言えます。
部屋を可能な限り綺麗に保つことによって、カビ・カビ胞子を空気清浄機がフィルター内に吸い込んでしまうことが減り、その結果として空気清浄機内でのカビ発生も防止することができるのです。
おわりに
本記事では空気清浄機にカビが発生する原因と、その対策方法についてご紹介しました。
空気清浄機は部屋の空気中に漂うカビを抑制してくれるものですが、放置することで空気清浄機の中にカビが繁殖してしまいます。
カビが発生しないように普段からこまめに掃除を行う習慣をつけるようにし、空気環境が清潔かつ快適な空間で生活できるようにしましょう。