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COLUMN

2021.03.19 更新日:2022.09.27

改めて知っておきたい!空気清浄機の効果的な使い方

空気清浄機の使い方

電源を入れて設置しておくと、その部屋の空気が綺麗になる「空気清浄機」。
しかし「なぜか分からないけれど、空気清浄機の効果を全く感じられない」という方もいるようです。
その場合は、正しい空気清浄機の使い方ができていないことに原因があるのかもしれません。
本記事では改めて知っておきたい、空気清浄機の効果的な使い方についてご紹介していきます。

空気が循環しやすい場所への設置が効果的

空気清浄機は、部屋の空気が循環しやすい場所への設置が効果的です。
できる限り空気の流れを止めないような場所に設置すると、空気清浄効果を実感することができます。
玄関やエアコン・扇風機が設置されている場所に空気清浄機を設置するのも、空気の流れに従って汚れを吸引することができるのでおすすめです。
しかし、空気清浄機は床に落ちた汚れを直接吸い取ることはできないため、空気清浄機を置いていれば掃除をしなくても良いというわけではないので注意しましょう。
床に溜まりやすいハウスダストや花粉、ホコリなどを除去するための床掃除は必ず行うようにしてください。

広い場所への設置もおすすめ

空気清浄機を設置する際は部屋の隅ではなく、できる限り壁から遠い、広い場所に設置するようにしましょう。
部屋の隅は空気循環が悪く、せっかく空気清浄機を設置してもその効果を十分に感じることができなくなってしまいます。
空気清浄機の後ろ側にある吸気口が塞がれることのないよう、5㎝以上壁から離すようにして設置してください。

基本的には24時間常に運転させておく

24時間運転

空気清浄機を24時間常に運転させているというご家庭は意外にも少ないと言います。
帰宅時・就寝時・花粉が気になる時など、家族が家にいる場合のみ使用しているという人も多いです。
しかし空気清浄機の構造的には、空気を複数回フィルターに通すことで汚れを除去していく仕組みになっているため、短期間でその効果をすぐに発揮することができないのです。
また空気が乱れることのない不在時が、本来であれば一番効率良く空気清浄機を運転させることができる時間なのです。
そのため、家族が家にいない不在時でも空気清浄機を運転させ続けることで、きちんと空気を清浄化することができるのです。

フィルターのお手入れは定期的に

定期的にフィルター掃除

空気清浄機は空気中の花粉・ハウスダスト・ホコリなどの汚れを吸引し、内部フィルターを通すことによって空気を清浄していきます。
そのため空気清浄機のフィルターを長年交換せずにいると、汚れが溜まりきって飽和状態になってしまい、目詰まりとなってしまうことがあります。
このような状態では空気清浄機の性能を充分に発揮することができません。
定期的なフィルター交換は必要ないタイプのものでも、掃除機を使って空気の吸込口・プレフィルター部分の汚れを除去しておくことが大切です。
加湿や除湿機能が付いたタイプの空気清浄機は、水が入ったタンクのお手入れもきちんと行っておきましょう。
空気清浄機は製品ごとにお手入れ方法が異なるため、購入時には取り扱い説明書を確認しておくと安心です。

生活スタイルに合った製品を選ぶ

生活スタイルに合った製品を選ぶ

空気清浄機が「単機能」か「多機能」かという点にも注目しておきたいところです。
空気清浄機能に特化している「単機能」のタイプと、加湿や除湿といった機能が搭載された「多機能」タイプがあります。
海外製品の大半はこの単機能タイプのものであり、普段のお手入れはほとんど必要ありません。
こまめにフィルターを交換するだけで、空気清浄機能を維持することができます。
一方、多機能タイプは国内製品に多く、1台で加湿・除湿を行うことができるため、置き場所を削減することができる点がメリットです。
しかしその性能を維持するには、プレフィルターのホコリを定期的に取り除いたり、加湿・除湿を行うパーツにカビや雑菌が発生しないよう、こまめにお手入れを行ったりしなければなりません。
また、空気清浄機のフィルター交換頻度の少なさを押し出した製品も多く販売されていますが、使用方法によっては空気清浄性能が落ちていることも多いものです。
お手入れせず高い空気清浄性能を維持していきたいという場合には単機能タイプ、こまめにお手入れができるという場合は多機能タイプの空気清浄機を選択肢として検討するようにしましょう。
さらに、部屋の広さにあった空気清浄機を選ぶということもおすすめです。
部屋が広いほど、空気清浄機の空気清浄能力も必要になります。
通常よく表示されているものとしては、「適用床面積」が挙げられます。
こちらは30分間で空気をどれだけ綺麗にすることができるかという能力を指しています。
実際のところ、「適用床面積」と部屋の面積が同じではあまり効果が期待できないとされています。
部屋の広さの2倍以上の適用床面積に該当する製品を選ぶようにする方が、高い効果が期待できます。

空気清浄機の効果を下げるNGな使い方

空気清浄機の効果を下げるNGな使い方もご紹介します。

短時間だけ使用する

空気清浄機を短時間だけ使用するという方もいますが、このような使用方法では空気清浄機の効果をほとんど得ることができません。
部屋の空気をしっかりと綺麗にしたいという場合、短くとも6時間以上は稼働させ続けなければなりません。
空気清浄機は即効性には長けていないため、効果が出るまでに時間がかかってしまうものなのです。
それでも「やっぱり電気代が気になる…」という場合は、風力を「弱」設定にしても良いので稼働させ続けるようにしましょう。

メンテナンスを行わない

空気清浄機を長期間使用し続けていると、それだけ多くの汚れが溜まってしまいます。
空気清浄機はメンテナンスを行わないと、少しずつ空気清浄効果が低下してしまいます。
空気清浄機の効果を上げたいという場合、最低でも月に1度はフィルター掃除を行うようにしましょう。

空気清浄機の効果がしっかりと実感できる物質は?

効果がしっかりと実感できる物質

空気清浄機の効果をしっかりと実感することができるかというのは、何の悩みを抱えているのかによって異なります。
空気清浄機の効果をしっかりと実感することができる物質をご紹介します。

ハウスダストは通常の空気清浄機であっても十分な効果を得られる

ダニ・ペットの抜け毛といったものが含まれるハウスダスト汚れの大きさは10~100μmほどであるため、通常の空気清浄機であれば効果をしっかりと感じることができるでしょう。
アレルギーが無い方であっても、長期間使い続けているとフィルターの汚れにより、空気清浄機の効果を実感することができるかと思います。

ウイルスの場合、高性能フィルターに対応しているものを

ウイルスはハウスダスト以上に粒子が細かいので、フィルターによっては効果が感じられないこともあります。
高性能の細かいフィルターを使用している場合には、空気清浄機の効果を感じられることでしょう。

おわりに

本記事では改めて知っておきたい、空気清浄機の効果的な使い方についてご紹介しました。
空気清浄機の性能を最大限に発揮させるためには、できる限り空気の流れを止めない場所に設置することがおすすめです。
また、空気清浄機は人がいる時のみ運転させるという方もいますが、基本的には24時間常に運転させ続ける方が部屋の隅々まできちんと空気を清浄することができます。
ただ、運転させ続けているとどうしても汚れが溜まってしまいやすくなるため、フィルターのお手入れは定期的に行うようにするとその性能を高く維持させ続けることができるでしょう。

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著者情報

空気とニオイのお役立ち情報編集部

日常を快適にする、空気とニオイに関するお役立ち情報を発信いたします。

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