COLUMN
2020.11.27
空気清浄機はどのような仕組みになっている?種類ごとにご紹介
自宅の空気を綺麗に保っていたいという方におすすめなのが空機清浄機です。
ご家庭で使っているという方も多いのではないでしょうか?
しかし、その仕組みがどうなっているかまではあまり知られていません。
空気清浄機の仕組みを知ることで、その機能を最大限に活かすことができるでしょう。
今回は空気清浄機の種類ごとの仕組みについてご紹介していきます。
ファン方式空機清浄機
ファン方式の空気清浄機は、吸引した空気をフィルターに通すことで空気中に浮遊している粒子を集めて除去する仕組みとなっています。
前面パネルの奥には、大きなほこりや塵などのごみを集める「プレフィルター」と小さくて細かいほこりや塵を集める「集塵フィルター」があります。
更に奥には、活性炭による脱臭技術を用いた臭いを吸着するための「脱臭フィルター」と空気循環に欠かせない「ファン」があります。
ファンを回転させることにより前面パネルから部屋の空気を取り込んでいき、その空気を集塵フィルターと脱臭フィルターに通過させ綺麗な空気として部屋に戻します。
ただ誤解されがちなのが、ファンが付いているため換気する機能があるのではないかということです。
空気清浄機には換気機能は無く、二酸化炭素・一酸化炭素を薄めるといったことはできません。
そのためガスを使用する際は、空気清浄機があっても必ず窓を開けて換気を行うことが大切です。
メリットは?
国内大手のメーカー製品で主流になっているのがファン方式の空気清浄機です。
フィルターで汚れを取り除くため、本体サイズがコンパクトであることが多いです。
そのため、部屋に置いてあっても圧迫感がなく馴染みやすいでしょう。
またファンによって空気循環を行うため、集塵能力が優れている点もメリットと言えます。
電気集塵式空気清浄機
電気集塵式の空気清浄機は、空気中に浮遊するほこりや塵を高圧放電によってプラス極として電気を帯びさせ、マイナス極の電気を帯びたフィルターで集塵していく仕組みとなっています。
つまり電気集塵式というのは、静電気が発生する性質を応用して作られている仕組みのことを指しているのです。
フィルターに電気を帯びたほこりや塵を通し、ろ過する流れとなっているので、部屋の空気を綺麗にしていきます。
メリットは?
電気式のため目詰まりすることがほとんどないため、性能も落ちにくいです。
洗うことで繰り返し使うことができ、汚れの分解機能を備えている機種に関しては通常よりも長く使い続けることが可能です。
イオン式空機清浄機
イオン式の空機清浄機は、イオンの力で空気中に浮遊する微粒子の働きを失わせます。
イオンの放出によって空気中に漂うウイルスなどの微粒子を無力化させるという仕組みとなっています。
基本的にイオン式の空機清浄機にファンはついていません。
メリットは?
単純な構造をしているため、別方式の空気清浄機よりも安いのが特徴です。
またイオン式の空気清浄機は、ファンが付いていない場合が多いためノイズ音などがありません。
運転中は無音ではありませんが比較的静かなため、音が気にならないという点もメリットでしょう。
おわりに
今回は空気清浄機の種類ごとの仕組みについてご紹介しました。
空気清浄機の種類によって、空気の清浄方法が異なることが分かりました。
一般的なのはファン方式の空機清浄機ですが、電気集塵式やイオン式タイプにもそれぞれのメリットがあるため、しっかりと吟味して購入するのが良いでしょう。
特に花粉症などのアレルギーを持っている方・家庭に小さな子どもがいるという方にはぜひ空気清浄機を取り入れていただきたいところです。
今回ご紹介した仕組みを参考に、ご家庭に合った空機清浄機を選んでみるのはいかがでしょうか。