脱臭機と空気清浄機の違い
脱臭機と空気清浄機の違いにはどんなものがあるのでしょうか?
下記にそれぞれの特徴を挙げてみましたので、特徴から違いを見ていきましょう。
空気清浄機の特徴
部屋に舞っているほこり・花粉・ダニなどの汚れや気になる臭いをまとめて吸い取って、フィルターを通してろ過をし、部屋の空気を綺麗にすることをメインにしているのが空気清浄機です。
脱臭効果もありますが、どちらかと言えば空気清浄に長けています。
アレルギー性鼻炎で悩んでいる方には、空気清浄機がおすすめです。
脱臭機の特徴
ちり・ほこりといった菌や物質から発せられる臭い分子を、装置やフィルターを通して分解除去し、臭いを消すことをメインにしているのが脱臭機です。
特にペットがいる部屋や車内などの空間ではかなりの効果が期待できるでしょう。
一方、脱臭機は臭いの原因を分子単位で分解することができると言われており、非常に無臭に近い状態に近づけられます。
脱臭に特化していることから、臭いの原因を特定して抑えこむことができるでしょう。
空気清浄機・脱臭機は、特化した機能がそれぞれ異なっているのです。
どちらであっても空気を綺麗にするということに変わりはありませんが、アプローチが異なるため、違いを押さえておくと良いでしょう。
空気清浄機・脱臭機を買うべき人や選び方
空気清浄機と脱臭機、どちらを選ぶべきなのかは状況や人によっても異なります。
どんな人が空気清浄機を買うべきでどんな人が脱臭機を買うべきなのかを見ていきましょう。
空気清浄機を買うべき人
空気清浄機を買うべき人の特徴をご紹介します。
アレルギーを持っている人
アレルギーを持っている人にとって、ウイルスなどの細菌類は大敵です。
空気清浄機を設置することで部屋の空気中の汚れをとることができ、体に負担をかけないようにすることが可能になります。
赤ちゃんのいる家庭
大人に比べて赤ちゃんは免疫力が低いので、空気環境が良くない部屋に長時間居るのは危険です。
空気清浄機を設置して、空気環境を整えてあげると良いでしょう。
空気清浄機の選び方
空気清浄機の選び方をご紹介します。
空気清浄したい部屋と適応床面積のタイプを確認して選ぶ
空気清浄機に表記されている適応床面積とは、「30分で清浄可能な範囲」を意味します。
そのため、空気清浄機を置く部屋面積よりも大きい適応床面積のタイプにすれば一層早く空気清浄が完了します。
部屋の空気を丸ごと清浄したいという方にはその部屋の面積を確認しておきましょう。
またフィルターは使っているうちに性能が劣化してくるため、実際には部屋面積の2倍ほどになる適応床面積のタイプを選ぶのが良いでしょう。
手入れが面倒な場合はメンテナンスしやすいタイプを選ぶ
空気清浄機は長年使い続けるものですから、そのメンテナンス方法に注目しておくことも大切です。
中でも定期的にチェックする必要があるのが「フィルター」です。
フィルターには掃除機での吸い取り・水洗いなどの家庭での手入れができるタイプと、使い捨てで交換するタイプがあります。
お手入れ可能なタイプの方がお得に感じますが、手間がかからない使い捨てタイプだとメンテナンスも簡単で面倒が生じません。
脱臭機を買うべき人
脱臭機を買うべき人の特徴をご紹介します。
ペットを飼っている家庭
犬や猫などのペットを飼っているという家庭では、その臭いがどうしても取れにくい場合があります。
特に部屋の中で飼っている場合は、脱臭機を取り入れることでペット臭を解決することができます。
喫煙者の方
たばこを吸われる方であれば、お部屋の空気にたばこの臭いが染みついている可能性があります。
脱臭機を取り入れておくと、来客の際に臭いを気にしなくてもよくなるため安心できるでしょう。
脱臭機の選び方
脱臭機の選び方をご紹介します。
臭いの性質や場所に合わせて選ぶ
脱臭機には「吸引タイプ」と「放出タイプ」がありますが、これらを臭いや場所によって使い分けることが大切です。
ゴミ箱や車内、ペットのいる所などピンポイントな場所には「吸引タイプ」。
広い部屋や臭いがしみ込んでしまっている場所には「放出タイプ」がおすすめです。
解消したい臭いに適した脱臭方法や素材を選ぶ
脱臭機に使用される脱臭方法や素材には多くの種類があります。
そこから解消したい臭いに適したものを選ぶことが重要です。
幅広い種類の臭いを除去してくれるのが「活性炭」。
酸素を材料として脱臭を行うコスト抜群の「オゾン」。
微生物の活動を抑制する菌の臭いに強い「フィトンチッド消臭」があります。