
学術情報
次亜塩素酸水 実験データ ライブラリー
【消臭:臭気物質の低減(カダベリン(1,5-ジアミノペンタン))】
試験品
- ・次亜塩素酸水(有効塩素濃度 80ppm)
試験条件
- ・臭気物質溶液:カダベリン(1,5-ジアミノペンタン)10g/L エタノール溶液
- ・試験温度 室温
- ・測定時間 直後、5分後
- ・n=1
方法
- ・スプレーバイアル内に試験品1mLを注入
- ・空の5Lサンプリングバック(以下、バック)の一隅をカットし、スプレーバイアルをバック内に挿入後カット部を塞ぐ。
- ・バックのスリーブ穴から臭気物質溶液5μLを注入、続けてバック内に高純度窒素ガス0.5Lを注入後密閉した。
- ・5分間静置し、臭気物質溶液を揮発させた。
- ・揮発直後にバック内でスプレーバイアルから試験品を噴霧し、カートリッジにバック内のガス0.1Lに含まれる臭気物質を捕集後、GC-MSにより分析し、臭気物質に該当するピーク面積を求めた。
- ・試験品噴霧5分後も同様の操作を行った。
- ・ブランク試験は、バック内にスプレーバイアルを挿入せず、他は同様の手順で操作した。
- ・GC-MS分析で得られた試験品における臭気物質のピーク面積をブランク試験におけるピーク面積と比較し、残存率として算出した。
結果
臭気物質のピーク面積が、試験開始直後で80%、5分後で99%以上減少した。
※製品の消臭効果を保証するものではありません。
本ライブラリーは、地方独立行政法人大阪産業技術研究所 和泉センター 令和3年度簡易受託研究報告書(阪技術研顧客サ第2-00407号)に基づいて作成した。
試験結果は試験機関に提供した試料に対するものであり、ロット全体の性能を代表するものではありません。