学術情報
次亜塩素酸水 実験データ ライブラリー
【ウイルス除去評価(in vitro試験)】
ウイルス除去1:1種類のウイルス(非エンベロープタイプ ※1)
※1 脂肪・タンパク質・糖タンパク質からできている膜に覆われていないウイルス。
試験品
- ・対照:滅菌蒸留水
- ・次亜塩素酸水(有効塩素濃度 200ppm)
試験条件
- ・試験品:負荷物質:ウイルス懸濁液=8:1:1
- ・作用温度 室温
- ・作用時間 30秒
- ・負荷物質:ペプトン0.03%(終濃度)
- ・n=1
方法
- ・試験品と負荷物質とウイルス懸濁液を8:1:1の比率で混和し、室温で作用させ30秒後に静置し反応液とする。
- ・不活化剤(滅菌蒸留水に溶解させた0.5%チオ硫酸ナトリウム溶液)と反応液を1:1の割合で混和し、反応停止液とする。
- ・反応停止液にPBSで段階希釈を行い、ウイルス感染価を求める。
- ・ウイルス懸濁液は、トリプトン加生理食塩水(0.85% NaCl、0.1% トリプトン)に懸濁し、その濃度は、約2×109 pfu/mlとする。
※EN13727:2012、ASTM1052-11参考
結果
1種類のウイルス(非エンベロープタイプ※1)に対して、作用時間30秒で検出限界値以下のウイルス除去性能を示した。
※すべてのウイルスを除去するわけではありません。
※本データは疾病に対する予防効果を保証するものではありません。
【評価機関】地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所 報告書No.KISTEC31-079A01
※試験結果は試験機関に提供した試料に対するものであり、ロット全体の性能を代表するものではありません。
次亜塩素酸水 実験データ ライブラリー
【ウイルス除去評価(in vitro試験)】
ウイルス除去2:1種類のウイルス(エンベロープタイプ ※2)
※2 脂肪・タンパク質・糖タンパク質からできている膜に覆われているウイルス。
試験品
- ・対照:PBS(リン酸緩衛生理食塩水)
- ・次亜塩素酸水(有効塩素濃度 220ppm)
試験条件
- ・試験品:ウイルス懸濁液=9:1
- ・作用温度 25℃
- ・作用時間 15秒
- ・負荷物質 なし
- ・n=3
方法
- ・試験品0.9mlにウイルス懸濁液0.1mlを加え、十分に攪拌し、25℃で15秒間静置し試験液とする。
- ・不活化剤(チオ硫酸ナトリウム溶液を2%FBS含DMEMで終濃度1mMに調整した溶液)4.5mlに試験液0.5mlを添加し、十分に攪拌し、反応停止液とする。
- ・反応停止液に2%FBS含有DMEMで希釈し、ウイルス感染価をプラーク測定法にて測定し、試験液1ml当たりのウイルス感染価を算出する。
結果
1種類のウイルス(エンベロープタイプ※2)に対して、作用時間15秒で検出限界値以下のウイルス除去性能を示した。
※すべてのウイルスを除去するわけではありません。
※本データは疾病に対する予防効果を保証するものではありません。
【評価機関】一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター 報告No.21KB080472-1
※試験結果は試験機関に提供した試料に対するものであり、ロット全体の性能を代表するものではありません。